ミニマリストを目指すなら、ミニマリズムを知っておこう
こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。
3月になりました！
本格的な春が待ち遠しいこの頃ですね。
デコール東京では、今月来月と工事が続きます。
ミニマリストを目指したプランもあります。
多くの日本人が理想としているミニマリスト。
そこで今号は、
「ミニマリストを目指すなら、ミニマリズムを知っておこう」
というテーマでお届けいたします。
どうぞよろしくお付き合いください。
ミニマリストを目指すなら、ミニマリズムを知っておこう
ミニマリストというとき、
「断捨離をして、家に置くものをなるべく少なくする」
という解釈の人が多いかと思います。
とにかくスッキリ！ですね。
それもいいのですが、世界中でトレンドとなった以前の「ミニマリズム」は少し違います。
時は1960年ごろにさかのぼり・・・
建築家のルートヴィヒ・ミース・ファーン・デル・ローエは、
“Less is more” (少ないことは豊かである)
という言葉を残しました。
これは単にものを減らすという意味ではなく、
・少ないのだから選び抜く
・神は細部に宿る
といったような精神を含んでいます。
アメリカから始まったこのムーヴメントですが、伝統的な日本の空間にピタリと当てはまる言葉です。
床柱にこだわり、床の間だけを飾り、季節感や静けさを楽しむことができる日本の空間。
日本人の感覚によくあい、ミニマリストを目指す人が多いのも納得がいくわけですが、
一方で、「ものを選び抜く」という視点が抜けていることも多いこの頃です。
ミニマリストを目指すなら、一つ一つ部屋に入れるものを厳選し、凛とした美しさを目指したいもの。
「ミニマリストを目指したいけれど、殺風景なのは嫌」と言う方がいますが、殺風景にならないよう、飾るべきところには飾ることも大切です。
そして、内装材や家具などの素材にもこだわれば、「素材の力強さ」が空間を引き締めてくれます。
“Less is more”.
少ないものにすることで、五感が喜ぶ豊かさを追求することがミニマリストの本質と言っていいでしょう。
ちなみに、流行の人工知能、チャットGPTに
「建築・インテリアの分野のミニマリズムについて教えて」
と言ったら、こんな答えが返ってきました。
—ここから—
建築・インテリアの分野におけるミニマリズムは、必要最低限の要素で構成され、余分な装飾を排除したシンプルなデザインを追求するスタイルです。空間の構成要素や素材の特性を最大限に引き出し、簡素であるがゆえに洗練された美しさを生み出すことが特徴です。
ミニマリストの建築家・インテリアデザイナーによって生み出された作品は、一見すると単純に見えるかもしれませんが、実際には細かい配慮や工夫がされています。例えば、素材の色や質感を変えることで、シンプルな空間に深みや立体感を持たせたり、自然光を最大限に取り入れることで、無駄な照明を省きながら空間を明るく照らすことができます。
また、ミニマリズムの空間は、空間全体を一つのアート作品のように捉えることができます。家具や装飾品を使用せず、空間そのものが美しく映えるようなデザインになっています。空間に必要最低限の要素しかないことで、そこに存在する要素がより際立ち、空間全体がより美しく見えるようになっています。
—ここまで—
参考になりますね。
・色数を抑え、スッキリしたデザイン
・無駄を削ぎ落とした美学、静けさ
・本物志向
とまとめたいと思います。
デコール東京よりお知らせ
◎美スタビズ、入塾募集中です。
3月のテーマは、「歴史とトレンド」です。
歴史を歴史として学ぶのではなく、「現代インテリアとどう関係があるのか」という点でお伝えしています。
また、トレンドの部は、今や日本でNo.1トレンドウォッチャー、エルクリエーションの高田真由美さんにお願いし、充実の教材となっています。
春には価格改定を予定しています。ご興味ある方は今のうちに是非。
https://www.bista.jp/type03.php
◎美スタ（美空間スタイリスト講座）募集開始いたします。
春講座の予定を公開いたしました。
インテリアを学ぶと一生役立ちます。
趣味で学びたい方は、こちら。
https://www.bista.jp/type01.php
ワンランク上のプロを目指したい方はこちらからご覧いただけます。
https://www.bista.jp/type02.php
◎美スタソサエティのご案内
「美空間スタイリスト講座」を終了した方のみご参加できるオンラインコミュニティです。
美空間スタイリストの皆さん、参加しませんか？
https://course.bista.jp/p/society
◎ミニマリストの空間、ご相談承ります。
少ないからこそ取手やコンセントカバーにもこだわりたい。
そんなご相談も歓迎いたします。
編集後記
今年度（昨年4月からの1年間）で、美スタビズの全教材をアップロードしました。
1年間12のテーマで、本日3月1日、最後の教材をアップロードしたところです。
他にはない、なかなかのボリュームの教材になったと自負しておりますが、リノベの仕事をしながら、週末もなく夜な夜な教材作りをしたことは、コロナ禍のいい思い出になりそうです。
これからは外にも出かけることも多くできそうで、今日も早速これから友人とディオール展に行き、ディナーもご一緒する予定です。
新年度には、また新しい何かに取り組みたいなぁとも思っております。
まだ寒いとはいえ、明るい日差しがそんな前向きな気持ちにさせてくれますね。
良い春になりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※この記事は、月２回のメルマガ「デコール通信」を編集したものです。
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