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ホテルのような落ち着く寝室のつくり方(2)家具の配置編

こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。

ホテルのような(ホテルライクな)部屋にしたい、というのは度々聞くご要望です。

ホテルのような部屋というのは、スッキリと片付いて清潔、上品で上質、落ち着いた雰囲気、そしてインテリアが素敵なイメージでしょうか。

そんなお部屋をご自宅でも実現できたら、いいですよね。

ホテルの客室は、スイートルームでもない限り、寝室部分です。

そこで、ホテルのような寝室をつくるポイントをシリーズでお届けしています。

今回は、家具の配置(レイアウト)編です。

前回の照明編はこちらです。

家具の配置の基本は「ウェルカム!」

寝室に限らずですが、家具の配置(レイアウト)は、ウェルカムを意識すると、綺麗にまとまりやすく、また結果として気持ちがいいものです。

寝室の場合も同じ。

寝室という舞台では、一番の主役はベッド。

寝室に足を踏み入れたとたん、

「ようこそベッドルームへ。ゆっくりおくつろぎください。」

と、ベッドが迎え入れてくれるような配置にできれば理想的です。

ホテルも、そのような配置になっていますよね。

そうなっていないのは、ビジネスホテルです。

皆さんがホテルのような部屋にしたい、ホテルライクな寝室がいい、という場合は、ビジネスホテルではなく、高級ホテルか一定のレベル以上のホテルですよね。

 

こちらは、以前、ベトナムのダナンに旅行したときのホテルの客室。

ホテルライクな部屋の実例

タオルがこんな風にしてあって、まさにベッドが「ようこそ」と言ってくれている感じが強調されていますね。

ホテルライクな寝室をつくる家具のレイアウト

二人の寝室の場合

ウェルカムな家具の配置。

具体的には、

入り口からみて、ベッドヘッド側(頭側)が見えるよう配置し、

それほど広くない寝室であれば、ベッドを堂々と真ん中に置きましょう。

ベッドを壁につけてしまうと、掛け布団がきれいにおさまりません。中心がずれて、壁と反対側に滑り落ちてしまう可能性もあります。

またダブルベッドなど、大きなベッドの場合は、シーツを変えたりするのも大変です。

ダブルベッド以上で、ベッドを一つ配置する場合は、部屋の真ん中に置いて、左右には、ベッドサイドテーブル(ナイトテーブル)を置きましょう。

シングルベッドが2つの場合も基本は同じです。

2つのベッドの間にベッドサイドテーブルを入れるのもいいでしょう。

シングルベッドを2つ置いたホテルのような部屋

いずれにしても、素敵なホテルのような部屋にするには、ベッドを壁につけないようにするのが、ポイントです。

壁につけると、ビジネスホテルのようになってしまいます。

そして、ベッドサイドテーブル(ナイトテーブル)はマストのアイテム。

読みかけの本や携帯電話を置いておくのに必要ですし、照明編で書いた通り、テーブルランプを置くためにも必要です。

お部屋が狭くても、素敵な寝室はできます。

寝室で必要なもの以外は置かず、ベッドを中心にすれば、気持ちのいい素敵な空間になります。

狭くてもホテルライクなおしゃれな部屋

 

広いお部屋であれば、テーブルとチェア、チェスト、デスクなどを配置します。

そうすると、まさに高級ホテルのような素敵なベッドルームになりますね。

 

一人の寝室の場合

寝室をご夫婦で分けている場合やお一人暮らしの場合も、ウェルカムな配置という点は同じです。

壁にベッドをつけない、という点も同じなのですが、シングルベッドひとつの場合は、お部屋にスペースができる分、ドレッサーやチェスト、またはデスクや書棚を置くケースも多いかと思います。

子供部屋もそうですね。

その場合は、ベッドを壁に寄せざるをえないかもしれませんが、余裕があれば、壁から少し離しましょう。

 

もちろん、広さに余裕があれば、二人のベッドルームと同じように、堂々と真ん中にベッドを配置します。

大きめのベッドにするほか、

片側は、デスクコーナー、反対側はドレッシングコーナーなどゾーン分けするなどもいいですね。

 

寝室に必要な家具

ところで、ベッドルームに必要な家具とは何でしょうか。

これまでも書いてきましたが、最低限欲しいものは、

●ベッド

●ベッドサイドテーブル

これだけでも素敵なベッドルームはできます。

 

これに一つ足すなら、

●椅子

西洋は椅子の文化で、椅子の数が日本の住宅とはだいぶ違いますが、実際、椅子は便利なのです。

バッグををおいたり、羽織りものをおいたり。

戦争や災害を経験している人など、寝る前に着るものを用意しておく、という方もいらっしゃいますが、洋服を置いておくにも便利です。

畳の生活ではない以上、床には置きたくないですよね。

本を読む場合も、椅子の方がいい、という場合もあるでしょう。

 

そして、もう少しスペースがあって、ホテルライクな部屋を目指すなら、

●デスク

●パーソナルチェアかソファ

●それに合わせたちょっとしたテーブル

あたりですね。

 

収納家具も必要です。

クローゼットがついている場合が多いと思いますが、

●チェスト(引き出し収納)

があると、下着などたたんでしまうモノが収納できるほか、置き家具なら、その上に飾るスペースもつくることができます。

お洋服類は、隣接する別の部屋につくる場合もあると思いますが、寝室には、ベッドリネンや季節のお布団類をしまう収納スペースがあると便利です。

このスペースが確保されていなくて困っていらっしゃる方が結構多いのですが、ご新築やリフォームの時などは、是非ご検討ください。(もちろん、デコール東京では、必ず話題にします。)

 

また、

●ベッドベンチ(英語では、bedroom-bench、または end-of-bed-bench)

これは日本の住宅ではあまり馴染みがありませんが、ベッドの足元の方に置くベンチのことを言い、ホテルではよく見かけます。

あればとても便利なもの。

座る場所になり、ちょっとしたものを置く場所にもなり、また、収納をを兼ねたものもあります。

広いベッドルームの場合は、ご検討ください。

ホテルのようなおしゃれなベッドルーム

ベンチまで置いたら、まさにホテルのようなお部屋になりますね!

 

関連記事:
ホテルのような落ち着く寝室のつくり方|照明編

カーテン&内装材編、カラーコーディネート編と続く予定です。

 

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飯沼朋子(建築士・インテリアデザイナー)
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