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ホテルのような落ち着く寝室のつくり方(1)照明編

こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。

ホテルのような(ホテルライクな)部屋にしたい、というのは度々聞くご要望です。

ホテルのような部屋というのは、スッキリと片付いて清潔、上品で上質、落ち着いた雰囲気、そしてインテリアが素敵なイメージでしょうか。

そんなお部屋をご自宅でも実現できたら、いいですよね。

ホテルの客室は、スイートルームでもない限り、寝室部分です。

そこで、ホテルのような寝室をつくるポイントをシリーズでお届けしたいと思います。

まずは照明編です。

どんなに素敵なインテリアも、照明で台無しになる

寝室に限らずですが、照明はとても大切です。

照明次第で、今のお部屋が全く別の素敵空間になります。

逆に言うと、どんなに素敵なインテリアに整えていても、照明の方法が悪いと、

・おしゃれに見えない

・落ち着かない

・リラックスできない

・ムーディーにならない

・スムーズに入眠できない

など、よくない状況になってしまいます。

どんな照明がNGかと言うと、白っぽいオフィスのような色の照明が、天井の真ん中に煌々とついていることです。

今、そのような照明をしている・・・という方でも、これを改善するのは、とても簡単なことです。

ランプを用意して、天井照明を消し、ランプをつける・・・これだけです。

詳細は後述しますね。

ホテルのような寝室をつくるには、オレンジ色の光がマスト

どのような照明の方法がいいか、という話をする前に、まずはランプの色について理解しておきましょう。

寝室では、白い光(昼光色、昼白色、温白色)はNGです。

照明の色と言うのは、太陽の光を真似ています。

日が昇る頃、朝焼けの太陽はオレンジっぽい色。

そして太陽は登り、青っぽい色、または白っぽい色になります。

日が暮れる頃、夕焼けの太陽は、またオレンジっぽい色。

そして、日が沈むと真っ暗になります。

真っ暗になっては何も見えないので、夕焼けの色をキープ。

ですから、住宅で夜つける電気の色はオレンジ色が正解です。

夕焼けの色って最高ですよね?

職場にいると、白い光のまま、いつの間にか夜に突入・・・となるケースも多いと思いますが、仕事が終わらないうちは、白い光で、夜の訪れを遅くします。

仕事が終わったら、夕焼けの光(=オレンジ色の光)を浴びてリラックス。

そのままリラックスした状態で夜を過ごしていただくのが理想的です。

ベッドルームであれば、なおさらです。

夜はリラックスしたオレンジ色の光、そして朝になったらカーテンを開け、太陽の光を浴びてスッキリ目覚めましょう。

ホテルライクな寝室をつくる照明の方法

上記の理由で、寝室で使う光は、オレンジ色の光(電球色)が正解です。

白っぽい光にすることは、夕方から昼間に逆戻りさせる光環境をつくることになってしまいます。

高級ホテルでは、白っぽい光が天井の真ん中から煌々とついている・・・などということはありえないですよね。

光の色に気をつけること、そしてよりリラックスする寝室にするには、天井照明を決して間接照明にしてみましょう。

簡単です。

まずはランプを1灯か2灯用意して、ベッドサイドでつけましょう。

6畳大ー8畳大程度のお部屋で、寝るためだけに寝室に入るなら、それだけでも十分です。

ムーディーなベッドルームを楽しんでください。

自然とリラックスした気持ちにもなることでしょう。

ベッドに横になった時に、天井照明が目に入るとまぶしさを感じてしまいます。

まぶしいと、リラックスできず、スーッと眠りにつくこともできません。

寝室で様々な作業をする場合の照明の方法

一方で、ホテルの照明は暗すぎるから好きではない、もっと明るくしたい、という方もいることでしょう。

照明は慣れもあるのですが、そこで仕事をしたい、家事をしたい、テレビを見たい、など様々な行為をする場合などは、やはり少し明るくしたいところ。

上述のように、ベッドに横になった時に眩しくないことが大切なので (パートナーに不快な思いをさせないためにも)、まぶしくない位置にダウンライトなどが適しているでしょう。

まぶしくない位置とは、ベッドに横になった時の足元などです。

天井の真ん中に明かりがないと、隅々まで明かりが行き届かないということはありません。壁に近い位置の方が、光が壁に反射して、かえって明るさ感を感じるくらいです。

ご新築やリフォームの際にはぜひ検討いただきたいのですが、今のご自宅の場合では、必要なところにスタンドを足すことがオススメです。

天井に照明器具をつけたい場合は、明かりの色や量を調節できるタイプの照明器具にできると理想的です。

最近は、光の色も量もリモコンで調節できるようなLEDの照明器具があります。

 

なお、子供部屋の場合は、寝室でもありながら、勉強部屋でもあります。

最近は、寝室で仕事をする、という方も多いことでしょう。

リラックスできる光だと、仕事や勉強がはかどらない・・・という場合は、逆に、白っぽい光の力を借りましょう。白っぽい光のスタンドなど。

そして、眠りにつく場合には、オレンジ色の光にするのが正解です。

ナイトテーブル(ベッドサイドテーブル)には、オレンジ色のテーブルランプを用意しましょう。

リフォームやご新築の場合|よりホテルライクにできる電気配線を

ご新築を計画している場合、またリフォームやリノベーションの場合は、さらにホテルのような部屋にすることが可能です。

使い勝手をよくする電気工事です。

入り口でスタンド類もオンにして、ベッドサイドで照明をオフにできるようにしておくこと。

ホテルはそうですよね。

贅沢な仕様のように感じるかもしれませんが、多くのお宅で一般的な 「3路スイッチ」というものです。

玄関で廊下の電気をつけ、リビングで消す・・・とか

1階で階段の電気をつけ、2階で消す・・・など

一般的ですよね。

これと同様に、電気を配線しておくのです。

テーブルランプやフロアーランプをいちいちつけるのは大変ですが、入り口のスタンドでつけられるようにしておけば、手間ではありません。

デコール東京のリフォームやリノベーションでは、このような配線にしています。

ランプの後ろにスイッチがあるのがお判りいただけるでしょうか。

ホテルのような落ち着く寝室

ホテルライクな落ち着く寝室

下の画像は、ランプに隠れてしまって、わかりにくいですね。

 

ここまでできればいいのですが、いずれにしても、ベッドサイドにランプを置いて、落ち着き、リラックスした光環境をつくりましょう。

工事ができるなら、様々な間接照明も検討できます。

工事をしなくても、ちょっとした光をベッドの下や床などにおくことで、癒される光環境をつくることができますので、ぜひ色々やってみてください。

 

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飯沼朋子(建築士・インテリアデザイナー)
機能重視で美しく! ご新築、リノベーション、リフォーム、インテリアコーディネート等、住まいづくりにに役立つコンテンツを書いています。