キッチンのちょっとした話

こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。
2月も半ばになりました。
今月は大きなキッチンと小さなキッチンのリフォームが進行しています。
講座「美スタビズ」のコースもキッチンをテーマに皆さん勉強しているところです。
また卒業生の会「美スタソサエティ」では、キッチンをカスタマイズする「パーソナライズドキッチン」をテーマに、詳しいメンバーから最新の機器類の紹介がありました。
そこで、今回は、「キッチンのちょっとした話」というテーマで、美スタソサエティで話題になったことを一部シェアしたいと思います。
キッチンのちょっとした話
キッチンは、大きく分けてシステムキッチンとオーダーキッチンがあります。
オーダーキッチンというと贅沢な印象がありますが、実は小さなキッチンこそオーダーキッチンがお薦め。
小さいからこそ色々工夫しないと、使いやすいキッチンにはならないからです。
一方で、大きなキッチンでも、キッチンにこだわりたい方にはもちろんオーダーがお薦めです。
今回は、オーダーキッチンにするとどんなことができるのか、3つほどお伝えします。
1.海外製の食洗機が入れられる
日本は食洗機の普及は30%程度にとどまっているとはいえ、食洗機を入れる人が増えてきています。
食器を手間なく洗えることはもちろんですが、洗い物がシンクにたまらない、水切りカゴが出しっぱなしにならないなど、キッチンをきれいに広々と使えるという点も、食洗機の大きなメリットです。
特に海外製の大きな食洗機は、お鍋やボールなども入れられるので、圧倒的に家事の時間を短縮でき、たちまちキッチンがきれいに片付きます。
(換気扇のファンなども洗えます。)
ドイツ製「ミーレ」の食洗機についていえば、多くのシステムキッチンのメーカーで選択できるようになってきました。
逆にいうと、ミーレ以外の海外食洗機を入れたい場合は、システムキッチンでは難しいのが現状です。
日本では一般的な85センチの高さでは入らない機器が多い、というのもその理由です。
その点、高さも自由に設定できるオーダーキッチンにすると、ミーレ以外でも好きな食洗機を入れることができます。
今回いいと思ったのは、AEGの食洗機。
食洗機をビルトインする場合のデメリットは、出し入れする際に深くかがまないといけないことなのですが、
AEGの食洗機(FSK93817P)は一番下の段が上がってくるのです。
楽な姿勢で食器の出し入れができるというのは、大きな魅力ですね。
2.シンクの大きさも色も思いのまま
システムキッチンですと、シンクも大体決まっているのですが、オーダーにすれば、シンクの大きさも素材も色も選択することができます。
特にビルトイン食洗機を採用する場合は、それほど大きなシンクは必要ありません。
シンクを小さくしてワークトップを広々と使ったり、ワークトップの下の収納を使いやすくするなどの選択肢も検討することができます。
海外のキッチンもシンクは小さい場合が多いですね。
そしてシンクの素材も色も選ぶことができます。
ステンレスの場合が一般的ですが、いわゆるステンレス色ではなく、白や黒などのカラーバリエーションもあり、コーディネートの幅が広がります。
3.ファンを洗わなくていいレンジフードが選べる
レンジフードのフィルターは掃除するけれど、中のファン(シロッコファン)までは掃除できていない、という方も多いのではないでしょうか?
キッチンメーカー出身のスタッフは、掃除しない人なんているの?!と驚いていましたが、案外みんなやっていないのではないかな、と私は思っています。
本当は半年に1度程度するべきで、あまり長く放置してしまうと換気効率が落ちたり、壁などの油汚れの原因になってしまいます。
そんな面倒は嫌だ、という方には、掃除しなくていい商品もあります。
ARIAFINA(というメーカー)のVivianaは、見た目もスマートでおしゃれなのですが、ファンの掃除も10年間必要ありません。
他のメーカーでも掃除の必要がない商品が出てきていますので、メンテナンス性も考えて選びたいものですね。
以上、オーダーキッチンならではの選択肢について3つほど挙げましたが、いうまでもなく、扉や取手、色などを好みにできることもオーダーキッチンの魅力です。
ご新築やリノベ、キッチンリフォームの際にはぜひ参考にしてみてください。
ご相談も承ります。
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編集後記
お雛様を飾りました。
お内裏様とお雛様だけの小さなもので、すぐ出せる場所にしまってあるので、面倒なく数分の作業です。
しかし、どこに置いたらいい感じなのか、周囲との関係を含め少し考えたりしました。
インテリアは、人に見せるためではなく、もちろん競うわけでもなく、ただ自分や家族が気持ちよく過ごせるように工夫することの繰り返しです。
ゴールがあるわけでもなく、家族の成長やライフスタイルの変化、気分や気持ちの変化などによってインテリアも変化し続けます。
ご自宅では誰もがインテリアデザイナー。
そしてインテリアは一生続く大人の楽しみでもあります。
本編ではキッチンを取り上げましたが、そこに予算をかけるかどうかも人によって違うし、時期によっても違うでしょう。
それぞれの考え方や創意工夫が、より素敵で快適な住まいになりますように。
それではまた。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※この記事は、月2回のメルマガ「デコール通信」を編集したものです。
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