インテリア好きにオススメ!英国ジョージアン様式を訪ねる旅
こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。
7月なりましたね。
夏休みのご予定はお決まりですか?
私は少し早く夏休みをいただき、このメルマガはイギリスからお届けしています。
そこでテーマは、「英国ジョージアン様式を訪ねる旅」としました。
イギリス観光のオススメの場所をご紹介いたしますので、いつかのご参考にしていただけたら嬉しいです。
インテリア好きにオススメ!英国ジョージアン様式を訪ねる旅
ジョージアン様式とは、18世紀のイギリス版ネオクラシック様式で、左右対称やギリシャ式の柱などがわかりやすい特徴です。
派手さを通り越して悪趣味にさえなってきたロココ時代からの反動で、古代ギリシャローマ建築の規則性や美しさに立ち戻りつつ、イギリスらしくシックで品よく仕上がった様式です。
このジョージアン様式を体験していただける最適な場所が、ロンドンからも比較的近い、バース。
古代ローマ時代から存在する温泉地としても有名で、2000年の歴史があるローマン・バスは必見の観光スポットです。
街全体が世界遺産になっているバースですが、その理由として挙げられるのが、18世紀から続くジョージアン建築で、中でもロイヤルクレッセント(Royal Crescent)は有名です。
画像を見れば、「あぁ、これね」と思う方もいらっしゃると思いますが、貴族や上流階級のために建てられたタウンハウス(住宅)で、その優雅ででスケールの大きい外観は、一見の価値があります。
そのロイヤルクレッセントの1番地がミュージアムになっており、ジョージアン時代のインテリアや当時の貴族の暮らしぶりなどがわかり、興味深い場所です。
また、このロイヤルクレッセントの中心、16番地には 「ロイヤルクレッセントホテル」があり、18世紀の貴族の館に宿泊することができます。
といってもインテリアは現代風で、設備も新しく、最高のサービスが受けられるホテルです。
一部の内装(床や暖炉周りの大理石など)は18世紀当時のものですが、トレンディなインテリアの調和が見事です。(お庭なども素敵です。)
上述のミュージアムのインテリアとの違いを比較してみるのも、また楽しいでしょう。
このジョージアン様式は、ロンドンなどでその後に建設されるタウンハウスの原型になりました。
つまり、今のイギリスのインテリアというのは、このジョージアン様式がベースにあります。
ですのでインテリアに関心がある方にはオススメなのですが、加えて、バースは街自体がとても美しく、観光を楽しむことができます。
この地域の黄色っぽい石(バースストーン)が街の建築物に使われており、街全体が明るい色合いです。
人気のバース大学をはじめ学校も多く、老若男女に人気の活気ある街です。
バースは、ロンドンからも電車で1時間半くらいで行けるので、機会がありましたら是非行ってみてください。
また、バースの近郊には、イギリス観光の名所として名高いストーンヘンジや、ダウントンアビーでお馴染みのハイクレア城などもあります。
バースまではいけない、でもロンドンには行く、という方は、ザ・レインズボロウ(The Lanesborough)でのアフタヌーンティーがオススメです。
ザ・レインズボロウ(The Lanesborough)
こちらも当時の建物で、ジョージアン様式のインテリアを体感することができます。
また、建築だけならロンドンのあちらこちらで見ることができます。
300年前の建築が今も普通にあるということは、素晴らしいことですね。
以上、今回は、ロンドン近郊で楽しむことができるジョージアン様式についてお伝えしました。
アフターコロナで海外に行く人も増えているようです。
イギリスに行く機会ありましたら、思い出していただけたら嬉しいです。
なお、画像はインスタなどに載せています。
https://www.instagram.com/tomokoiinuma/
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編集後記
留学中の息子の卒業イベントに出席するため、イギリスまでやってきました。
今回はロンドンの今をときめくデザインスポットに立ち寄ることなく、歴史的な場所に立ち寄っています。
本文で取り上げたロイヤルクレッセントホテルのほか、それより古く400年以上の歴史があるチューダー様式のホテルなどにも泊まりました。
こちらも木の梁や柱組など当時のものが残っているのですが、中は改装されているので快適そのものでした。
地震が頻発する日本では難しい面もありますが、こうして、300年400年と続く建物を活かせることは、SDG’sのこの時代、本当に素晴らしいことですね。
もう少し古い建築を見て回ります。
今号も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※この記事は、月2回のメルマガ「デコール通信」を編集したものです。
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