おしゃれなカーテンはどこで買う?|インテリアコーディネーターのススメ

こんにちは。デコール東京・飯沼でございます。
素敵な輸入カーテン生地を扱うマナトレーディングのショールームで、インテリアのプロの皆さまに、「インテリアコーディネーターが提案するカーテン」という内容でセミナーをさせていただきました。
カーテンはインテリアコーディネーターから買うのが本当にいいと思っています。
その理由と、セミナーの内容の一部をシェアしたいと思います。
次に当てはまる方は、是非ご覧になってみてください。
・予算を抑えたい、でもなるべく素敵なカーテンにしたい
・プリンセスのようなカーテンにしたい
・ヨーロッパのようなクラシカルなイメージのカーテンにしたい
・モダンだけど上質でエレガントなカーテンにしたい
・カーテンで高級なイメージを演出したい
・少しでもおしゃれなカーテンにしたい!
現在のカーテンの仕様は、65年ほど前にできたもの
カーテンは、ヨーロッパでは長い歴史がありますが、日本では、わずか65年ほど前にできたものです。
65年ほど前とは、戦争が終わった直後。貧しい時代です。
暮らしは洋風化し、障子がカーテンになりましたが、欧米のカーテンを真似ながらも、最小限の生地で窓を覆えるよう工夫されたのが、日本のカーテンです。
そこには、「デザイン」という概念はまだほとんどありません。
そして豊かな現在・・・億ションでも、まだ戦後と同じ吊り方をしています。
日本の常識は世界の非常識・・・なカーテン事情です。
カーテンをもっと素敵に!自由に!
では、どうしたらもっとカーテンは、素敵になるのでしょう?
カーテンは、生地を選ぶことではなく、壁面をどう見せたいか、空間をどう見せたいか、という点で考えることが大切です。
吊り方の違いによる見え方の違い
この2つのカーテンを比べてみてください。
右と左は同じ窓ですが、カーテンの取り付け方、カーテンのサイズが違います。
大分違って見えますね?
左は、一般的な取り付け方。価格重視型のショップや百貨店などもこのように提案するかと思います。
これこそが、65年ほど前の「最低限の布地」で窓を覆う大きさであり、洋風化を一気に進めるための「マニュアル化」された方法です。
ただ、左が悪いというわけではなく、空間をどう見せたいか、によります。
「可愛らしいインテリア」には左の方法がいいですね。
向かって右は、高さを高く、窓も大きく見せています。
エレガント、クラシック、クラシックモダンな雰囲気にしたい方には特にオススメです。
次に、下の2つの取り付け方の違いをご覧ください。
腰高窓と掃き出し窓が一緒にある場合で、上と下は同じ窓です。
吊る高さと長さを違えただけで、大分見え方が違いますね。
お部屋の中で、垂直線を強調できるのはカーテンくらい。
カーテンを天井から(なるべく高い位置から)取り付けることは、とてもお薦めです。
天井高が高く見えます。
海外のインテリアでも、素敵なカーテンのほとんどは天井から吊っています。
腰高で 納める場合は、ブラインドやシェードを使うことが多いです。
好みの生地を選ぶことがカーテン選びではない
セミナーでは、「演習」として他の例などもやりましたが、上記だけでも、カーテンは生地選びだけではないことをお分かりいただけたのではないでしょうか。
こういった「見せ方」を考えてからの生地選びですね。
そして、生地選びも、色柄を選ぶことだけではなく、どのようなプリーツ(ヒダ)を作るのかということも考えます。
素敵な生地の柄を見せたいのか、美しいドレープ(ヒダ)を見せたいのかによって、選ぶ生地も、縫製の仕方も変わってきます。
ワンランク上の素敵なカーテンはどこで買う?
このように、生地選びだけでない、カーテンをどう見せるか、という視点を持っているのが、インテリアデザイナーやインテリアコーディネーターです。
カーテン専門店にもインテリアコーディネーターはいます。
そして、独立系の優秀なインテリアデザイナー・インテリアコーディネーターは本当にお薦めです。
上記のように、「壁面や空間をどう見せるか」という視点で考えますし、ご予算がある場合も、そうでない場合も、最大限によく見えるように工夫することこそが、彼らの仕事だからです。
高い生地、安い生地、輸入品、国産品・・・流通しているあらゆる生地を扱えるのもショップに属さないインテリアデザイナーやインテリアコーディネーターの強みです。
そして何と言っても、実際のお部屋を見て、既存の家具などに合わせた提案をしてくれることは心強いですよね。
カーテンのみならず、ベッドカバーやクッションなど、生地を使った様々なものも作ることができます。
デコール東京の事例のご紹介
様々な工夫のあるカーテンの事例をいくつかご紹介したいと思います。
(事例1)
海外旅行のお土産の生地を「無駄なく」使って、カーテンに仕立てました。
(事例2)
タブトップカーテン。
柄を見せるため、ヒダは最低限しかとっていません。
(事例3)
ウイリアム・モリスの生地を飾りカーテンに。
窓が大きくたくさんあるお宅。ご予算内におさめるために、お気に入りの輸入生地は開閉できない飾りカーテンにしました。レース、開閉するカーテン、飾りカーテンの3重がけで、立体感が出てかえっておしゃれなカーテンに見えます。
(事例4)
赤いカーテンをアクセントに。こちらも飾りカーテンです。
カーテンは開けた時と閉めた時に、見え方が違うので、色のカーテンにする場合は注意が必要です。そこで、真っ赤な部屋にならないよう、カーテンはアクセントにして、ブラインドで開閉するようにしました。予算を抑えられました。
(事例5)
バランス(上飾り)をつけた飾りカーテン。窓だけではなく、間仕切りにもカーテンを使っています。
まとめ
カーテンは、単なる生地選びではなく、窓周りをどう見せたいか、空間をどう見せたいかを考えることが大切。
その上で、適した生地や縫製仕様を考えます。
様々な工夫ができるインテリアデザイナーやインテリアコーディネーターに相談するのがお薦め!
デコール東京では、経験豊富なインテリアコーディネーターがカーテンのご相談を承ります。
また、カーテン提案も含めたリフォーム、リノベーションを承ります。
