
こんにちは。デコール東京・飯沼でございます。
ロンドンはホテル事情がよくないので(高いので)、エアビーを利用することもあります。
前回のエアビー体験がなかなか面白かったので、ご紹介いたします。
展示会シーズンに、BIID(英国インテリアデザイン協会)仲間3人で宿泊しました。
エアビー とは
エアビーとはAirbnb(エアー・ビー・アンド・ビー)を略したもの。
民泊です。
もともとイギリスには、B&B(ビー・アンド・ビー)がありました。ベッド&ブレックファースト(bed & breakfast)の略です。
小規模で宿泊と朝食のみを提供し、比較的低価格です。
普通のお家のようなところも多く、場合によっては、オーナーの家の一部だったりします。
この概念を仕組み化して、「貸したい人」と「借りたい人」のマッチングを行ったウェブサイトが、エアビー(Airbnb)で、サンフランシスコに本社を置く非公開会社、Airbnb, Inc.が運営しています。
世界192カ国の33,000の都市で80万以上もの宿を提供しているそうですよ。
https://www.airbnb.jp/
ロンドン、サウスケンジントン地区のタウンハウス
私たちが宿泊したのは、ロンドン西寄りの落ち着いたエリア、ケンジントン地区。
タウンハウスと呼ばれる集合住宅の1階のお部屋でした。
この左側に見える窓のお部屋です。
カーテンが吊ってありませんね。
夜の到着でしたが、他のお宅もカーテンを使っていないところが多く、家の中が見えます。
人の家の中を写真に撮るのはNGですが、ごめんなさい、コソっと少しだけ。
アートがたくさん飾ってある様子がわかりますね。
私たちが予約していたところも、アートが目印になり、「あ、このお宅だ」とわかりました。
ホストはこの家の住人、40代くらいのキュートな女性
出迎えてくれたホストは、ここに住む40代くらいの女性。一人暮らしです。
なんと、今の今までここに住んでいて、私たちが泊まるので、1週間分の荷物をまとめてどこかに出て行くのでした。
夏のバケーションの時期などに、自宅を貸し出したり、自宅のゲストルームを貸し出すというのはよくあります。
私もそのようなところにも泊まったこともあります。
でも、予約が入ったときに自宅を出て行くというスタイルははじめて。(実際にはこれもよくあるようですが。)
翌日からは、ホストに変わって宅配便や郵便物を受け取ったりもしました。
そして、途中、お洋服が足りなくなってしまったようで、「明日の夜7時に取りに行きたい」と連絡が入りました。
その日、夜8時すぎに戻ると、ホストがまだいて、「Sorry sorry sorry sorry…」
と言いながら、ベッドに広げたお洋服を急ぎ選びとってパッキングする、という感じでした。
どうぞごゆっくり・・・と言いながら、思わずクスリと笑ってしまいました。
国が違っても、女性がやることは、大体同じですね。
室内とインテリアはこのような感じです
リビングルーム。
ヴィクトリア時代のタウンハウスの1階は、天井が高いことが特徴です。
書棚の中には、プリンターや文房具類もあり、必要なものが美しく納まっています。
テレビは向かって左の家具の中です。
キッチン。コーヒーや紅茶、調味料などは使わせていただきました。
メインのベッドルーム。奥にはバスルームがあります。
クローゼットは、私たちのために、このくらい空けておいてくれました。
ゲストルーム。
廊下。
女性の一人暮らしにしては贅沢ですが、とても使いやすい間取りでした。
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こちらのエアビーの料金は、一泊約3万円。私たちは1週間滞在したので、21万円ほどになります。ホストがエアビーに支払う手数料は3%。
家をきちんと整えておくことで、家が稼いでくれるのですね。
私たちは、3人で宿泊だったので、1人一泊1万円ほど。ホテルが高いロンドンの中心地では、1万円程度ですと、本当に狭いところにしか宿泊できません。
リーズナブルに泊まって、仲間と広いリビングに集ってワイワイとインテリア談義。
快適で愉快な宿泊体験となりました。
先日のオンラインイベントでは、このお宅のことを更に詳しくお伝えして、ディスカッションも行いました。
イベントはまたやりたいと思っていますので、ご案内を希望される方は、ぜひメルマガにご登録ください。
