こんにちは^^ デコール東京・飯沼でございます。
今月は、ロンドン、アムステルダムに、建築・アート・インテリアの視察に行ってきました。
その様子もお伝えする予定ですが、まずは昨夜感動した、BBC Proms JAPANについて書きたいと思います。
イギリス人の知人に聞いて、もう何年もロンドンで行くチャンス(できればラストナイト)を狙っていたのですが、かなわず・・・
昨夜、東京で見ることができました。
BBC Promsプロムスとは
BBC Proms プロムスとは、ロンドンで 125年もの歴史を持つ、世界最大級のクラシック・ミュージカルフェスティバルです。
毎年夏(7月から9月にかけて)行われ、連日、様々な音楽イベントがあります。
プロムスとは、「プロムナード コンサート」を略してつけられた名称だそうで、ぶらぶら歩きながら楽しめるコンサートの意味だそう。
気軽に一流の音楽を楽しめるよう、様々な点でいわゆるクラシック音楽のコンサートとは違います。
例えば、オペラハウスさながらのボックス席を持つメイン会場のロイヤルアルバートホールですが、ワイン片手に・・・と飲食が可能だったり、アリーナが立ち見席だったり。
この立ち見席は廉価なこともあり、会場内は超満員に。
若者や子供も(家族連れ)も気軽に音楽を楽しめるよう、様々なプログラムやクラシック音楽以外の音楽イベントも開催されます。
そしてラストナイトは何かと話題になります。
Last Night of the Proms ラストナイトとは
熱狂的な盛り上がりを見せる、ラストナイト オブ プロムス。
ロイヤルアルバートホールは、国旗を持った人が多く集まり、最後は、風船を飛ばしたり、クラッカーを鳴らしたり、お祭り状態に。
最後には一流のオーケストラに合わせて、観客も一緒にエルガーの 「威風堂々」や 「蛍の光」などを大合唱します。
スクリーンが設置されたハイドパークにも人が溢れ、大変な盛り上がりを見せるのだとか。
このプロムスが日本にくると知り、このラストナイトの雰囲気を体験したいと思ったのですが、残念ながら、「ラストナイト」は既に売り切れ。
昨夜、「ファーストナイト」に行ってきたのですが、なんと、アンコールは、「威風堂々」で、指揮者が観客の方を向いて指揮棒を振り、その雰囲気を少しだけ体験することができました。
プログラムに歌詞があったとはいえ、日本人ですから、大人しいわけですが・・・
それでもプロムスならではのエンディングにとても感動しました。
日本初開催!BBC Proms JAPAN
このプロムス、2016年にはオーストラリア、2017年にはドバイでも開催されるなど、世界的にも広がってきています。
今回は日本初開催となり、期間は、2019年10月30日ー11月4日。
東京会場は渋谷Bunkamuraオーチャードホールですが、無料のコンサートも渋谷の街頭で展開されます。
詳細はこちら。
https://www.bbcproms.jp/
11月4日のラストナイトの様子は、後日BS朝日で放映予定だそうですので、ご興味ある方は是非ご覧になってみてください。
葉加瀬太郎さんなども出演されます。
最後に昨日の演目等について記しておきます。
・メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」Op26
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op23
・マーラー: 交響曲第5番 ハ短調
演奏は、BBC Scotish Symphony Orchestra
指揮はトーマス・ダウスゴー
ピアノは、ショパン国際コンクール優勝経験のある、ユリアンナ・アヴデーエア
そしてアンコールが、エルガーの「威風堂々」だったのでした。
よかったよかった。