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海外スタイルなインテリアの極意|その特徴とは     

「海外スタイルなインテリア」とは、どのようなものでしょう?

よくわからない、という方もいるでしょうし、

イメージできている方も、その解釈は様々で、

ご自分の好きなインテリアシーンを思い描いていることと思います。

共通するのは、

「日本のスタンダードとは少々違う、海外のような素敵な部屋」

ではないでしょうか?

今回は、そのように考えている方に向けて、日本の住空間でも取り入れやすいノウハウをお伝えします。

日本で海外スタイルなインテリアが普及しない理由

まずはじめに、誤解ないようにお願いしたいのは、

海外スタイルのインテリアが、日本の文化や気候風土を否定しているものではないということです。

むしろ、個人的には、日本の伝統工芸品を組み合わせたエクレクティック (折衷主義) 的なインテリアこそ目指すべき姿と思っています。

そのようなインテリアも含めて、

「海外スタイルなインテリア」に共通するものはなんでしょう?

ズバリ

「住む人の好みや想い、そして生き方を色濃く反映したもの」

と、ここでは定義します。

シンプルといえばシンプルです。

しかし、なぜこれが日本の住空間ではできないのかというと・・・

建材を兼ねるインテリア用品(床、壁、天井、窓、ドアなど)がおしきせだからです。

出来上がった箱は安価にすませた現代日本風、

そこに

・北欧の名作家具を入れたら、「北欧モダン」

・アルフレックスやカッシーナなどの家具を入れたら 「イタリアモダン」

・トラディショナルな家具を入れたら「クラシック」

という、なんとも荒っぽいといいますか・・・

単純な方法でインテリアのスタイルが決められているのが現状です。

残念ながら、単に家具を置いたりファブリックを変えたりというだけでは、「海外スタイル」は完成しません。

海外スタイルなインテリアを作る方法

独自の世界を創るには、

床、壁、天井、窓、ドアなどの建材的なエレメントと

家具やカーテン、装飾品などのインテリア用品がバランスよく調和し、

互いを引き立てていなければなりません。

ご新築や大規模リフォームを計画されている場合には、

是非「どんな雰囲気のお部屋にしたいのか」を明確にし(=コンセプト)、

コンセプトにあったものを「建材から」選択するようにしてくだい。

部分的にリフォームをして、海外スタイルを目指すなら、最も効果的なのは、壁です。

次が床。

天井は、スタンダードな白で問題ないですし、

窓は、カーテンでス隠れてしまうので、何とかなります。

壁は、仕上げ材(壁紙や塗装等)をどうするかということのみならず、面積や位置も大切です。

ありがちですが、

限られた面積にもかかわらず、あまりに開放的な空間では、家具の配置に困り、スタイルがつくりにくくなります。(収納など、機能面でも苦労します。)

また、垂直な面という意味で、カーテンも壁の一部ですし、ドアも侮れません。

現在の日本の標準的な空間では、こうしたものも含めて、壁は非常にいじり甲斐があります。

海外スタイルを目指すなら、是非こういったことに目を向けてみてください。

(というと、なんだか難しくなってきますが、壁紙とカーテンを変えるだけでも効果的です!)

海外スタイルなインテリアの仕上げ

多くの人が、片付けには熱心でも、装飾にはそれほど熱心ではないようです。

海外スタイルなインテリアの仕上げは、「装飾」。

日本のミニマリズムと、海外のミニマリズムでは、「装飾」の部分が最も違います。

シンプルな空間でも しっかりと装飾を施すのが海外スタイルなインテリア。

壁の表情にこだわったり、アートやお気に入りの一品を取り入れるなどしてみてください。

まとめ

最後に、海外スタイルなインテリアの要点をまとめました。

・海外スタイルなインテリアとは、住む人の好みや想い、そして生き方を色濃く反映したインテリア

・床、壁、天井、ドア、建具などの建材的なエレメントと家具やカーテン、装飾品などのインテリア用品がバランスよく調和し、互いを引き立てていることが重要。 

・部分リフォームをするなら、壁が最も効果的。

・最後の仕上げも忘れずに。

デコール東京は、海外スタイルのインテリアリフォームを得意としています。

ご相談を承ります。

飯沼朋子(建築士・インテリアデザイナー)
機能重視で美しく! ご新築、リノベーション、リフォーム、インテリアコーディネート等、住まいづくりにに役立つコンテンツを書いています。