上質リノベーション&インテリアコーディネート
メニュー
DECORホーム >> ブログ >> 家具&装飾 >> トレンディだけど普遍的なインテリアとは

トレンディだけど普遍的なインテリアとは

お引越し、模様替え、リフォーム・・・

インテリアを考える時には、トレンディで心ときめくインテリアにしたいと思いますよね?!

少なくとも、流行遅れな感じにはしたくない、とほとんどの方が思うことと思います。

でも、今のトレンドは、未来の流行遅れになってしまうかも・・・。

今回は、トレンドを取り入れながらも、いつまでも普遍的な素敵なインテリアを作る方法をお伝えします。

トレンドは古くさくなる?!

はじめて家を建てる時や、大規模なリフォームをする時など、

今までとは全く違う、今を時めくトレンディなインテリアに

心奪われる方も多いことでしょう。

多くのインテリアショップやショールームは

毎年トレンディなものを取り入れながらディスプレイしなおしますし、

最新号の雑誌や、最近オープンした商業施設など、

ワクワクするような仕掛けはトレンドと密接に関わっていますので、

意識しなくても、自然とトレンディなものに魅力を感じてしまうでしょう。

そういった 「トキめくもの」は、是非手に入れてください。

ただし、今のトレンドは、いずれ過去のものになります。

その時、なんだか古臭い・・・とならないようにするポイントがあります。

それは「すべてをトレンディなもので埋め尽くさない」 ことです。

トレンディだけど普遍的なインテリアとは

具体的には、大きな部分はベーシックなもの、上質なものにして、

小家具や小物、照明器具などでトレンドを上手に取り入れましょう。

小家具・小物とは、ランプテーブル、スツール、パーソナルチェア、

ラグやクッション、そしてオブジェなどの装飾品などです。

照明器具もデザイン性の高いものがどんどん出ますから、

それほど高価なものでなければ、「光るオブジェ」として

模様替えするのもよいでしょう。

逆にベーシックで上質なものとは、

3人がけのソファやダイニングテーブルなどの大きなもの、

そして、家具だけではなく、入れもののデザインです。

入れもののデザインとは、

使いやすく普遍的な間取りやデザイン、

将来、模様替えをしやすい色彩計画なども含みます。

こうしたものは、なるべく専門家と相談して、

ベーシックで上質なものにしてください。

上質なインテリアのポイント

上質とは、高価なものという意味ではありません。

欧米では、上質を「クラシック」と言ったりします。

「クラシック」というと、「古典的なヨーロッパ様式」というイメージかもしれませんが、

これについてADコアの家具デザイナー、瀬戸 昇氏がメルマガの中で

わかりやすく表現していましたので、転記します。

========(ここから引用)=======

上質とは直訳でHigh qualityの事ですが、

欧米ではClassicと言われる事が普通です。

日本ではクラシックと聞くと古く古典的なと思われていますが、、。

クラシック音楽とは古典音楽ではなく、最高水準で高尚な音楽という意味で、

クラシックカーは古い車ではなく、流麗な上質な車、

ファッションでは、はやりすたりの無いスタイルという意味です。

男性靴で先の尖って反り返った靴をイタリアンクラシコなどと称して

販売していますが、まったくのでたらめで、

イタリアンクラシコは職人が作ったオーソドックスで上質な靴の事です。

========(ここまで引用)========

わかりやすいですね。

インテリアなら、「いつの時代にも受け入れられる美しいデザイン」を

クラシックと言います。

日本のインテリアと西洋のインテリアは考え方が違いますが、

たたみにちゃぶ台ではなく、

フローリングやカーペットにソファを置く生活になっている以上、

西洋のクラシックな部屋のつくりには学ぶべきものが多くあります。

こうしたものに十分気を遣い、

小家具や小物、照明器具などでトレンドを取り入れると、

いつまでも飽きることのない、普遍的でトレンディなインテリアができあがります。

まとめ

「トレンディだけど普遍的なインテリア」とは、

・大きな部分は、ベーシックで上質なものにして、

 小家具や小物、照明器具などにトレンドを取り入れたインテリア。

・インテリアのクラシックとは、「いつの時代にも受け入れられる美しいデザイン」のこと。

クラシックにトレンドをバランスよく取り入れれば、インテリアがもっと素敵になりますね。

飯沼朋子(建築士・インテリアデザイナー)
機能重視で美しく! ご新築、リノベーション、リフォーム、インテリアコーディネート等、住まいづくりにに役立つコンテンツを書いています。