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アートフェア東京2021に行って来ました

こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。

東京国際フォーラムで開催中のアートフェア東京2021に行ってきました。

昨年のアートフェア東京2020は新型コロナウイルスの影響を受けて開催が中止、その前年も行っていないので、3年ぶりだと思います。(4年ぶりだったかしら・・・?!)

会期は3月19日から21日。

コロナ対策で時間帯別にオンラインで予約しますが、初日の開始時間12時〜だけが売り切れとなっていました。

欲しいと思った絵が売れてしまったら残念なので、やはり早めが人気があるのですね。

幸い私はご招待券をいただいていたので、12時から入ることができました。

 

会場は、結構な混雑ぶりです。

そして!

初日の最初の時間帯に行ったのに、多くの絵が売約済みとなっていました。

前日にVIP向けのプレビューがあり、そこで多くの作品が売れてしまうのです。

既に売り物がほとんど何も残っていない!というようなギャラリーもいくつかありました。

 

今回、行ってよかったとつくづく思ったのは、明らかに潮流が変わっているのを感じることができた点です。

今年で15回目の開催となるアートフェア東京ですが、今年は現代アートのブースが大きく目立っていたことが印象的でした。

現代アートがブームとなって以来、世界中で行われているアートフェアが何かと話題を振りまいています。

アートフェア東京もそのひとつに数えられると思うのですが、規模の割に出展者の傾向が様々で・・・ なんとなく中途半端な気がしていました。

例年外国人の来場者も多いアートフェア東京ですが、今年はほとんど日本人で、なのに活気があり、現代アートが売れている・・・。

現代アートがブームと言われて久しいですが、個人的には、やっと確かに感じることができたのでした。

これからは、百貨店などでも、現代アートを扱うところが増えてくるのかと思います。

 

印象に残ったブースをいくつかご紹介します。

海外のアートフェアにも出展しているギャラリーは、展示スペースも大きく、勢いを感じます。

コロナ禍で海外に出展できない分、アートフェア東京に出展したギャラリーもあるのでしょう。

まずMAKI Gallery。

東京アートフェア2021

正面には、ルーマニア出身の作家、マリウス・ブルチーアの横幅が5メートル(!)を超える大型絵画。

東京アートフェア

そしてこちらは以前に個展も拝見したアンヌ・リグレ・鍵岡さん。早々に売れたとのことでした。

東京アートフェア2021

 

TARONASUも、海外のレベルの高いアートフェアに出展しているギャラリーです。

一昨年、ロンドンのFREEZEの展示も拝見していますが、今回もユニークな展示で、「アートとは何か」を考えさせられます。

パリで活動する池田亮司さんのデジタルアートは、映像と音楽でDNAを表現。

アートフェア東京

イギリス人アーティスト、リアム・ギリックの作品は、データを買うアート。 それをどんな大きさで印刷しようと自由だそう。

アートフェア東京

「視点を変える」と違う発想になる・・・という感じで、90度回転させたこの向きのアートです。

デジタル系アートは、これから益々増えていきそうです。

NFT(デジタルの鑑定書みたいなもの)など新しい技術とも相性がよく、注目しています。

そして、こちらは、ミカ・タジマさんのジャガード織りの抽象画。「音」を表現しているのだそうです。

アートフェア東京

 

ア・ライトハウス・カナタ。

こちらも超名門アートフェアに出展しているギャラリーです。

佐藤 健太郎さんの日本画は、岩絵具がキラキラしていてとても綺麗でした。たらし込みの技法の抽象画です。

アートフェア東京

朝倉 隆文さんの書と墨絵をあわせた芸の細かい作品で、現代風な印象です。

アートフェア東京

 

MAHO KUBOTA GALLERY。

ジュリアン・オピーのお出迎えがひときわ目立っていましたが、こちらも早々に売約済み。

アートフェア東京

このギャラリーは、プレビューでほとんど売れていて(赤いシールは売約済み)、初日の最初から売り物がないような感じでした。

アートフェア東京

(赤丸お見事で、思わず撮ってしまいました・・・。)

 

THE ANZAI GALLERY。

こちらもイギリス人作家、Mr Doodleの作品が完売。

アートフェア東京

アートフェア東京

 

アートフロントギャラリー。

抽象画も多く、インテリア業界でもおなじみのギャラリーですが、今回、人気でほとんど売れていたのはこちらの作品。

歴史を見るというコンセプトで、古い本の外装と積層ガラスのコンビネーションが新しく、人気の理由がよくわかります。

アートフェア東京

 

お家時間が増えて、アートを購入したいと思う人が増えていると聞きます。

「インテリアにあう」という視点でアートをご提案することもありますが、やはり本質は、買い手が「心から欲しい」と思う作品と出会い、それが映えるようにインテリアをデザインすることでしょう。

そんなアートと出会える機会が、これから増えてくるのだと期待できるアートフェア東京2021でした。

もちろん、作品選びのお手伝いもいたします。

 

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飯沼朋子(建築士・インテリアデザイナー)
機能重視で美しく! ご新築、リノベーション、リフォーム、インテリアコーディネート等、住まいづくりにに役立つコンテンツを書いています。