日本人なら知っておきたい、最近の畳事情!

こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。
8月16日です。
今日までお盆休みという方も多いことでしょう。
素敵な夏を過ごされたでしょうか。
夏といえば、セミ、スイカ、畳の上でのお昼寝。
なんとなく思い描く子供の頃からのイメージです。
そこで今号は、最近の畳事情についてシェアしたいと思います。
最近は、縁のない琉球畳やカラー畳などモダンなものも多く、選択肢が広がっています。
なお、この記事は、月2回のメルマガ「デコール通信」を編集したものです。
日本の夏に適した素材と新建材の畳
畳表に使われるイ草。
「天然のエアコン」と呼ばれるほど湿気の多い日本の夏に適した素材で、長い間日本の床を支えてきました。
吸湿作用、空気浄化作用があり、あたたかい空気をこもらせず、涼しいのです。
新しい畳のイ草の香りはなんとも癒されますよね。
とはいえ、最近ではそんな畳の香りを知らない方も多いのかもしれません。
住宅の洋風化に伴って和室が減り、イ草の農家さんもどんどん減ってきています。
現在は、香り・質共に劣る中国産のイ草が主流です。
残念な感じがしますが、一方で、和紙や樹脂を畳表にした新しい畳が人気です。
防虫効果が高い、変色しにくい、長持ちする、和紙といっても樹脂コーティングしているので水に強い。
など、機能面のメリットがたくさんあります。
加えて、カラーバリエーションが豊富で、洋室と合わせやすいといったインテリア性のメリットもあります。
もちろん、イ草と見た目が変わらないようなものもあります。
畳表を変えたい場合には、お近くの畳屋さんに行けば、このような新建材の畳も扱っていると思います。
そして、ご新築やリフォームの時には、畳床とセットとなった畳製品としてメーカーから仕入れることができます。
洋室のフローリングと組み合わせたい場合には、フローリングと同じ厚みで下地調整をしなくて済むなど、施工性もよくなっています。
イ草の香りがないことはデメリットですが、畳文化が復活すること自体は喜ばしいことですね。
また、置き畳にするという方法もあります。
厚みは1センチ程度の製品などがありますから、ラグを敷くような感じでお使いいただけます。
これですと、より気軽に畳コーナーをつくることができますね。
ちなみに、こちらのブログでご紹介した、インテリアデザイナーの澤山乃莉子さんのご自宅のリビング(トップ画像)、黒っぽい床の仕上げ材は畳です。
インテリアデザイナー澤山乃莉子さんのライフスタイルとご著書「キュレーションホテルが拓く伝統の未来」
適度なクッション性(安全性)と足触りの良さがあり、畳はとてもいい床材です。
あらためて、畳の良さを見直してみたいものですね。
デコール東京よりお知らせ
◎本物のインテリアを学びませんか?
本格的なインテリアを短時間で体系的に学ぶことができる美空間スタイリスト養成講座。
8月31日まで!!早割価格にてご案内中です。
◎インテリアを仕事に!
インテリアを仕事にしたい方向けの「美スタビズ」。
今月は、充実の「プレゼンテーションスキル」です。
3D CADの使い方など、何度でも見ることができる動画講座が最適です。
https://www.bista.jp/type03.php
8月20日まで!!現在の価格でご案内いたします。
(その後は段階的に価格が上がります。)
◎美スタソサエティに入会しませんか?
講座を終了した美空間スタイリストのための会、「美スタソサエティ」は、修了生であれば、いつでも入会いただけます。
FBグループの掲示板と月1回のzoomミーティングで交流しています。
毎月テーマを決めて、イギリスのインテリアやインテリアデザイナー事情をご紹介しながら交流するほか、「聞きたいこと」「話したいこと」を募って話しています。
ご入会はこちら。
編集後記
「デコール東京よりお知らせ」が、英国流インテリアデザイン塾関連ばかりになってしまいました!
リノベーションやオンラインコンサルの募集もしたいところですが、ありがたいことに、募集しなくていい程度に仕事があります。
長く仕事をやっていると、2度目、3度目のお客様も増えてきます。
久しぶりにお会いすると、お客さまというより友人と久しぶりに再会したような感じで、プライベートに関することなどもあれこれ話をしてしまいます。
そして、より友人のような感じになるわけですが、
今日からまた、そのようなお客様のリフォームの現場がスタートします。
9月以降も久しぶりのお客様との再会が楽しみなのですが、もちろんご新規様からのお問合せもお待ちしております。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
まだまだ暑い日が続きますが、どうぞご自愛の上お過ごしください。
