日本の常識は世界の非常識?! 洗面室編

こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。
現在開講中の 「美空間スタイリスト養成講座」には、イギリス、イタリア、ドイツ、インドネシア、そして日本からの受講生がいます。
先日、イタリアに住む受講生から、「もっと素敵なバスルームにしたい」というご相談がありました。
ヨーロッパでは、バストイレ洗面室が一緒になったスペースであることが一般的です。
見せていただくと、スッキリとしたバスルームに観葉植物。
日本人の感覚からすると、とても素敵なバスルームでした。
このバスルーム周り、日本の住宅はもっともっと改善の余地があると思っています。
特に、洗濯機の置き場所とスペース。
ぜひご一緒に考えてみてください。
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私は、いつも日本の洗面脱衣室が不十分だと思っていて、リノベーションの時には、十分話すようにしています。
日本の場合、お風呂の隣に洗面脱衣室があり、そこには洗面化粧台と洗濯機があるのが一般的です。
あまりにも当たり前すぎて、その位置関係や広さを十分に検討しない方が多いようです。
でも、洗濯機があるということは、洗濯前の汚れ物をおく場所が必要であり、洗濯干し用のハンガーなどを置く場所が必要です。
一連の動きに十分な広さと収納スペースはあるでしょうか。
また、見た目はどうでしょうか?
ここは、来客が手を洗う場でもあります。
もっとも生活感が出やすい場所に、お客様を通すことになります。
洗面室に限らずですが、日本の現代の住まいは、来客の動線を意識していない間取りが多いように思います。
うちはお客様が来ないから・・・ではなく、
来客を意識した間取りにしておくと、家族も自分も気持ちがよく、またいざというときにはお客様を通すことができるのです。
洗面脱衣室であれば、
例えば、半畳から1畳ほどのスペースをとり、扉をつけて、洗濯機や汚れ物、洗剤、ハンガーなどを見えなくするなどはオススメです。
そこに掃除機や掃除用具類を収納してもいいでしょう。
もっと広いスペースを隣接して取れるようであれば、家事室となって理想的です。
アイロン台を置いたり雑巾を乾かしておく場にもなります。
現在開講中の講座では、海外組は誰一人として、洗面脱衣室に洗濯機を置いている人はいなくて、家事室や洗濯室を別に持っているとのことでした。
日本の常識は世界の非常識ですね。
ただ、日本はお風呂に浴室乾燥機がついているお宅も多いので、そこで乾かす場合は、やはりその近くに洗濯機があると便利かな、と思います。
一方で、しまう場所への家事導線を十分に考えることも必要です。
皆さんのお宅ではいかがでしょうか。
日本の住まいは、「美しく見せる」という視点が欠けています。
洗面脱衣室も美しく整えましょう。
それは来客のためではなく、繰り返しますが、自分や家族が気持ち良く、結果として来客時にも困らないのです。
ご新築・リノベーションの際には、地域がどこであれ、オンラインコンサルを承ることができますので、お気軽にお問い合わせください。
コロナ禍の現在では、玄関の近くに手を洗う場所をつくりたい、という方も多いかもしれませんね。
