ラグでインテリアをグレードアップしよう!
こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。
1月15日になりました。
いよいよ寒くなってまいりましたね。
この時期はヨーロッパで大きなインテリアの展示会が複数あり、SNSなどから様子が入ってきます。
カーテン生地は海外製も豊富に日本に入っているのですが、カーペットやラグの選択肢は圧倒的に違います。
とはいえ、少しずつ選択肢が増えてきた感もあるので、今回はラグについてお伝えしたいと思います。
比較的簡単に模様替えができるので、参考になったら嬉しいです。
ラグでインテリアをグレードアップしよう!
ラグは何のためにあるの?っていう方もいると思います。
掃除も大変だし、床暖房もあるし、ラグは不要と思っている方も少なくないようです。
ラグは装飾の面でも優秀ですが、単なる装飾品ではなく、機能と快適性を高める上でも重要です。
以下にご紹介いたしますね。
◆ラグの役割について
1)温かみと快適性
ラグはお部屋に暖かみを加え、硬い床面に柔らかさと快適さを与えてくれます。
特に今のように寒い季節には、ラグがあることにより足元を暖かく保つことができます。
床暖房があれば暖かさという意味では不要なのですが、視覚的な暖かみという点も大切です。
また、ベッドルームでは、起きて足を置いた時にひんやりせず、着替える時も快適です。
2)音の効果
ラグは音を吸収するので、静かで落ち着いた室内をつくります。
お部屋中に敷き詰めるカーペットと違い、気軽に音対策ができるのがいいですね。
3)室内のゾーン分け
ラグを使用して異なるエリアを視覚的に区分けすることができます。
例えば、リビングエリアとダイニングエリアを区別するのに役立ちます。
欧米ではダイニングにもよくラグを敷いていますが、ここまでできると上級者。
まずはソファの前だけでも敷きたいものですね。
4)スタイルと色の強調
ラグは部屋のデザインに深みを加え、色や模様で個性を表現することができます。
部屋の色合いを強調したり、新しい色を入れるのにも役立ちます。
ソファなどベーシックな色を選んでいる場合、クッションとラグで色を繰り返すと目に楽しい空間になります。
逆に色を入れたくない場合は、ソファと同じベーシックな色にすると、温かみや素材感が加わってお部屋が殺風景になることを防ぎます。
5)床の保護
家具の下に置かれるラグは、床を傷や摩耗から保護します。
以上5つ挙げてみました。 色々な役割がありますね。
◆ラグの大きさについて
次にラグの大きさについてです。
ソファの前に敷くラグについて考慮したい点をまとめてみます。
1)ソファのサイズより大きめを意識する
ラグが少し小さいな、と思うことがよくあります。
そもそも既製品に小さいものが多いので困ったものだと思っていましたが、最近は大きめのものやサイズオーダーができるものが増えてきました。
ラグはソファの両端を少し超えるほどの大きさが理想的です。
2)部屋のサイズも考慮する
部屋の大きさとラグのサイズのバランスも考えたいところです。
大きな部屋で小さいラグではバランスが悪いので、より大きめを意識します。
逆に小さな部屋では、ソファの大きさに合わせてしまったら、残りの面積が小さいすぎてバランスが悪い、ということもあります。
その場合は、端を残してラグを部屋全体に敷くか、いい素材のラグを小さめに敷きましょう。
3)家具の配置も意識する
ソファだけでなく、他の家具とのバランスも考慮します。
例えば、L字型のソファをおいて反対側にパーソナルチェアを置く場合は、全体にかかるようにするといいでしょう。
この場合は、テーブルのお皿をまとめるトレーやランチョンマットのように、全体を「まとめる効果」があります。
◆素材について
最後に素材についてです。
ウールやシルクが高級素材ですが、日本ではシルク素材のラグはほとんど見ることがありません。一部の超高級輸入品くらいです。
ウールは冬暖かく夏はさらっとしていて汚れにも強いのでオススメです。
コットンは比較的安価ですが、ウールほどの耐久性はありません。
合成繊維(ナイロンやポリエステルなど)は耐久性もあり価格的にもお求めやすいものが多いです。
合成素材は自然素材のような高級感が出にくいのですが、色柄デザインも豊富です。
インテリアは高級であれば良いわけではなく全体の調和が大切ですので、ご予算に合う中から調和するラグを選べるといいですね。
お部屋にピッタリのラグを敷くことができたら、全体の完成度がグンと高まり、大きな満足感を得ることができます。
ぜひ楽しく選んでみてください。
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編集後記
ペルシャ絨毯の会社の担当者から退職するという連絡があったこともあり、今回はラグについて書きました。
「ラグを敷かないなんて、ジャケットを着てズボンを履き忘れたようなものだ」とおっしゃっていたのが印象的でした。
少なくともネクタイやベルトを忘れたくらいの感覚はありそうです。
さて1月も半ばとなり、本格的に始動した方が多いと思います。
2024年は甲辰(きのえたつ)の年となり、新しいことを始めるのにいいそうです。
また、今まで準備していたことが形になる縁起のいい年でもあるのだそうです。
信じていい年にしていきたいものですね!
それではまた。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※この記事は、月2回のメルマガ「デコール通信」を編集したものです。
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