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ホテルのような落ち着く寝室のつくり方(3)カーテン&内装材編

こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。

ホテルライクな寝室をつくる方法をシリーズでお届けしています。

前回までの記事:
ホテルのような落ち着く寝室のつくり方(1)照明編
ホテルのような落ち着く寝室のつくり方(2)家具の配置編

ホテルのようなインテリアと言っても、視覚的なイメージは人それぞれだと思います。

が、ホテルライクなインテリアに共通する大切なこととして、「音環境がいいこと」が挙げられます。

今回は、カーテン’内装材編ですが、音環境にも大きく関わる部分です。

ホテルライクな寝室をつくる音環境とは

ホテルのようなインテリア、というと、視覚的なことをさすことが多いのかもしれませんが、高級ホテルの居心地がいい理由に、音環境があります。

これは案外見落とされがちです。

外からの音が聞こえてくる「不快さ」にはすぐに気づきますが、

音を吸収することで音の反射を防ぐ 「吸音性」の快適さについては気づきにくいのです。

高級ホテルの居心地のよさは、この「吸音性」が大きく関係しています。

吸音効果の高い内装材を使うと、静かで落ち着いた、いい雰囲気になります。

住宅でも、できる範囲で吸音性の高い素材を使うと、落ち着く・・・を実感できることと思います。

ただ、吸音効果の高い素材を考えると、コスト高になリがちです。

高級ホテルは、それなりにコストをかけた寝室になっているのですね。

ホテルライクな寝室にふさわしい床の仕上げ材について

最近は、様々なスタイルのホテルがあり、フローリングのホテルなどもありますが、ホテルで圧倒的に多い床の仕上げ材は、カーペットです。

フッカフカのカーペット・・・と聞けば、いかにも心地いい感じがしますよね。

カーペットは、

・素足でもヒヤっとした感じがしない
・保温性がある
・歩行感がいい
・耐衝撃性がある
・高級感がある
・デザイン性がある (柄を入れることもできる)

そして、
・防音、吸音効果がある

などのメリットがあり、寝室にはとても向いている材料です。

現在、住宅では圧倒的にフローリングが多いですが、ホテルライクな音環境をつくるには、カーペットが適しており、

特に広さがあるお部屋では、カーペットを検討なさるといいと思います。

カーペットが難しい場合は、ラグを検討しましょう。

ホテルライクな寝室にふさわしい壁の仕上げ材について

壁紙にしろ、ペンキにしろ、壁は非常に薄い仕上げ材なので、あまり吸音効果は期待できません。

壁の仕上げ材には、色や柄の部分を担ってもらい、吸音についてはほかの材料に期待しましょう。

ただ、素材感は、快適性を高める上で、重要な役割を果たします。

ビニル壁紙の色柄のバリエーションは非常に豊富ですが、紙やフリース(=不織布:パルプ+ポリエステル)の方が風合いがよく、温かみがあります。

フリースは、ヨーロッパでは一般的な材料となっており、輸入壁紙は素材感、デザイン性に優れたものが多く揃っています。

吸音に話を戻しますと、壁に「布」を張る、という方法もあり、クッション材を入れてから布を張るので、吸音効果抜群です。

贅沢な仕上げ材ですが、ご予算がある方は検討なさるといいでしょう。

反対にNGなのは、タイルなどの「硬い素材」です。

ただ、ベッドリネンやクッション、マットレスなど、寝室には吸音効果が期待できるものもたくさんありますので、できる範囲で、吸音効果のあるものになさるといいでしょう。

ベッドのヘッドボードをファブリックなさるのも、吸音性能が期待できます。

吸音性の高い材料で仕上げた、ホテルライクな寝室

このお部屋は、ベッドのヘッドボードがファブリック張り、床はカーペット。

このシリーズでこれまで書いてきた、照明や家具の配置もホテルライクになっています。

ホテルライクな寝室にふさわしいカーテンについて

カーテンは、機能性が大いに期待できるアイテムです。

ご家庭では、

・視線をさえぎる

ことがメインの目的で使われることが多いと思いますが、ホテルのカーテンといえば、

・遮光性能がある

ことも大切な条件です。

もちろん、朝日で目覚めないようにするためです。

 

カーテンに遮光性を持たせるために、「遮光カーテン」というのも売っているのですが、選択肢が限られています。

遮光裏地を別につける方法なら、どんなカーテンも選べることになり、インテリアコーディネートの楽しみが広がります。

また、そうすることで断熱性も吸音性も高まり、カーテンのグレード感も高まります。

 

ところで、ホテルのような素敵な寝室にするなら、色柄など生地以外の見た目も重要です。

生地のデザインではなく、カーテンとしてのデザインです。

なるべく高い位置から伸びやかに吊ると、垂直線を強調して、天井高が高く見えて全体の印象もよくなります。

ホテルのような寝室の参考になる実際のホテルの部屋

このお部屋の窓の大きさにご注目ください。

窓を覆うだけだけのサイズでカーテンをつくっているのではなく、天井から床まで吊っていますね。

「落ち着く」ナンバーワンは、ロンドンのこのホテル

ホテルのような寝室ではなく、実際のホテルなのですが、「落ち着くホテル」としてナンバーワンに挙げたいのは、こちらのホテル。

ロジエッテハウスロンドンの客室

ロンドンのロジエッテハウスロンドンです。

イギリスらしいクラシックホテルが落ち着く理由 「ロジエッテハウスロンドン」で詳しくその理由を書いているのですが、

今回の記事で書いてきた「吸音」や「素材感」という点で言えば、

・床はカーペット
・カーテンは裏地付き、しかも棉が挟んであって分厚い
・ファブリック類は、リネンやコットンなどの自然素材
・ベッドのヘッドボードが布張り

が挙げられるでしょう。

そして、
・天蓋(キャノピー)

いい素材のファブリックに包まれるというのは、非常に心地いいものです。

周りの照明を落とすとこんな感じです。

ロジエッテハウスロンドンの客室

このホテルは、天井高も低いし、内装がトレンディでワクワクする・・・というわけではないのですが、なんとも心地よく、素敵な夜を過ごすことができました。

 

ということで、カーテン&内装材編は、見た目の良さだけではなく、素材や吸音性についても検討すると、よりホテルらしいお部屋になる、という話になりました。

それほどコストがかけられない・・・という場合は、見た目と照明だけでも十分に落ち着く空間を作ることができます。

次回は、カラーコーディネート編をお届けいたしますので、ぜひ参考になさってください。

 

関連記事:
ホテルのような落ち着く寝室のつくり方(1)照明編
ホテルのような落ち着く寝室のつくり方(2)家具の配置編

 

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飯沼朋子(建築士・インテリアデザイナー)
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