先日、クライアントをショールームにご案内していた時のこと、

「建築家に依頼した家は、インテリア的には思い通りにいかなかった」
「紹介してもらった内装材やカーテン生地など、素敵なものがなかった」

というお話がありました。

以前にリノベをやらせていただいたクライアントなのですが、お仕事の関係で九州にも家を建てられたのです。

インテリアはバランスが大切ですので、必ずしも高価なものが必要なわけではないのですが、

一方で、高価なものにはそれなりの価値があり、それを購入できる方に情報が届いていないことに、私自身少々反省しました。

例えば、イタリアのロロ・ピアーナ・インテリア。

ロロ・ピアーナのお洋服の良さを知っている方は、当然インテリア商材にも興味を示します。

しかし、ロロ・ピアーナのインテリア商材があることはあまり知られていないようです。

こういったものを含め、クライアントが好みそうなインテリア商材をご紹介できるというのは、インテリアデザイナーならではの提案です。

単にモノをご紹介するだけではなく、加工もできます。

例えば普通の椅子に輸入品など良い生地を張ると、とても素敵な椅子になります。

一つ一つモノを選びカスタマイズして、トータルで空間をつくることは、建築家ではできないインテリアデザイナーならではの価値と言っていいでしょう。

そこで、改めてインテリアデザイナーの価値についてご紹介させていただきたいと思います。

◆機能性と効率の向上

空間を最大限に活用するために、間取りの計画、家具の配置、収納の最適化を行います。

◆美空間の創造

目と心が喜ぶ空間をつくります。

色彩、素材、照明などによって、「単なる場所」を「感情を育む場所」にします。

◆個性の表現

クライアントの個性を理解し、デザインに落とし込むことで唯一無二の空間を創ります。

◆その他

持続可能性や経済性、可変性など様々な視点を持って空間を創ります。

イギリスなど海外では、不動産の価値を高めることにも大きく貢献しています。

このように、単なる生活の場から、幸福な感情を増幅させる場へと変貌させるのがインテリアデザイナーなのですが、実は日本ではその価値はあまり知られていません。

ここではインテリアコーディネーターとの違いは省略しますが、上述の仕事をする人であれば、名称にはこだわりません。

とはいえ、人によって提供しているサービス内容や質が違うこともあり、何をしてくれる人かよくわからない、と思っていた方も少なくないかもしれませんね？

もっと発信も増やして、仲間とも協業しながら、2024年はより多くの人々の暮らしを豊かにできるよう活動していきたいと思います。

また、こういう仕事をする人を育てる講座 「美スタビズ」にご興味がある方は、ぜひ体験会にいらしてください。

これから可能性のある職業だと思っています。

共に頑張りましょう！

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先日、渋谷での待ち合わせがあり、人の多さにクラクラしましたが、待ち合わせた場所 「ホテルインディゴ東京渋谷」は何故かとても空いていて、説明を聞きながら写真を撮らせていただきました。

イギリスに本社がある会社がやっているだけあって、個性的なライフスタイルホテルです。

このライフスタイルホテルが日本に誕生してから10年も経っていないと思いますが、今ではデザイン性豊かなホテルが次々開業しています。

情報もデザインもグローバルな今どきですから、住宅の分野もそのうち追いつくはず、と期待しながら本文を書きました。

さて、「ホテルインディゴ東京渋谷」の様子は、インスタにあげています。

ご興味あればご覧ください。
https://www.instagram.com/bista.jp/

それではまた。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました！

※この記事は、月2回のメルマガ「デコール通信」を編集したものです。

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