おしゃれな空間にするために、今すぐ辞めてほしいもの
こんにちは。 デコール東京・飯沼でございます。
8月15日。
夏季休暇を楽しまれている方も多いと思います。
台風の影響が心配ですが、素敵な夏の思い出ができますように。
本日は、「おしゃれな空間にするために、今すぐ辞めてほしいもの」というテーマでお届けいたします。
おしゃれな空間にするために、今すぐ辞めてほしいもの
本題の前にお知らせです。
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さて、本題です。
今回は照明の話です。
居心地がよく、お部屋をおしゃれに見せるには、照明の力は絶大です。
せっかく素敵なインテリアアイテムを揃えても、照明次第で部屋が一気にシラけてしまう、あるいは素敵に見えなくなる、ということがあります。
それは、蛍光灯の白い光です。
賃貸の部屋など、今だに白くて丸い蛍光灯(またはLED)がついていたりしますが、少しインテリアの知識がある方なら、それがNGなことはもうお分かりでしょう。
◆なぜNGなのか
照明は太陽光を真似ており、大別すると、
・日中の光を真似た、白い色、
・夕日の光を真似た、オレンジ色
の光があります。
夜は真っ暗になってしまわないように、夕日の明るさをキープ
というのが原則です。
ですので住宅で夜つける照明は、「電球色」と呼ばれるオレンジ色の光が正解です。
そして何より、
「白い均一な光だと、部屋が垢抜けない!!」
というデメリットがあります。
オフィスや学校では大丈夫なのに、不思議ですね。
住宅には、木やファブリックなどあたたかみのある素材が多いので、電球も温かみのある色の方が相性がいいのです。
相性の悪い白い光にしてしまうと、なぜかモノが安っぽく見えてしまいます。
食べ物も美味しそうに見えません・・・。
◆どうすればいいのか
まずは光の色を「電球色」に変えることです。
白い光に慣れている人は抵抗があるかもしれませんが、すぐに慣れるので、電球色を試してみてください。
それが難しいなら、その光をつけず、テーブルランプやフロアーランプなどを置きましょう。
(もちろん、電球色のランプでお願いします。)
ランプの光量にもよりますが、一灯でも結構な明るさがあります。
そもそも天井照明をつけたときと同じ光量を目指さず、陰影を楽しむのが正解です。
それこそが部屋をおしゃれに、そして居心地よくしてくれる秘訣です。
副交感神経を優位にし、リラックスした気分にさせてくれます。
カフェやレストランでは、昼間もオレンジ色の光で、光の陰影があったりするのはこのためです。
加えて、食べものを美味しそうに、インテリアを高級に見せてくれるので、高級店ほどこの傾向が強いです。
最近は充電式のランプなどもありますので、ダイニングテーブルなどにはそういったものを置くのもオススメです。
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工事をしなくても、ランプ類であれば気軽に違った雰囲気にすることができるので、今すぐ変化を楽しむことができます。
光は反射してその効果を発揮するので、反射面が2面となる部屋のコーナーに置くのは特にオススメです。
また高低差をつけるとドラマチックのな空間になりますので、床に置く照明器具もオススメです。
よかったら是非色々と試してみてくださいね。
デコール東京よりお知らせ
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編集後記
お盆期間中は、電話もほとんどなく静かな事務所で溜まった仕事を片付けています。
近所のビストロ「グータン」は、8月7日から24日まで夏季休業だそう。
美味しいお料理とワインを出してくれる小さなお店なのですが、満席の日も多く、しっかり休むことが必要で、またその余裕もあるのでしょう。
ヨーロッパでは、1-2ヶ月休みという国も多く、豊かさや幸せについて考えさせられます。
1970年代には、「ウサギ小屋に寝に帰る」と欧米から揶揄されていた日本。
本日のテーマになった白い蛍光灯もそのときからのものですが、いまだにその影響が少なからず残っています。
真の豊かさに向けて、ライフスタイルも住環境も整えていきたいものですね。
それではまた。
今号も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※この記事は、月2回のメルマガ「デコール通信」を編集したものです。
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