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あなたの「北欧インテリア」、何年前の北欧ですか?

※この記事は、月2回のメルマガ「デコール通信」を編集したものです。

こんにちは。 デコール東京・飯沼朋子です。

7月15日。
蒸し暑い日が続いておりますが、
お元気でいらっしゃいますか。

さて、本日は、
美空間スタイリスト講座31期がスタートします。

教材を見直していて、
ふとデコール通信の皆さまにも
シェアしたくなったことがあります。

トレンドとインテリアの
ちょっと微妙な関係についてです。

あなたの「北欧インテリア」、何年前の北欧ですか?

北欧スタイルと聞いて、
皆さまはどのようなスタイルを
思い浮かべるでしょうか?

人気の北欧スタイルですが、
実は、時代によって
そのスタイルはずいぶん変化しています。

15年前の北欧スタイル。
10年前の北欧スタイル。
5年前の北欧スタイル。
そして、今の北欧スタイル。

それぞれ結構違います。

ですから、インテリアのプロに
「北欧スタイルが好きです」
と伝えても伝わらないことがありますし、

プロの方にとっては、
わかった気になるのも危険です。

画像で確認できるといいですね。

そもそも、北欧と一口に言っても、

デンマーク
スウェーデン
フィンランド
ノルウェー
アイスランド

それぞれ異なる文化がありますので、
「北欧インテリア」という言葉自体が
少し乱暴な感じがいたします。

ですが、海外でも
Scandinavian Interior
Nordic Interior
という言葉はよく使われています。

これは、北欧各国の関係者が力をあわせ、

「質が高く、機能的で
日常の暮らしに寄り添うデザインを
北欧全体の魅力として
世界に伝えよう!」

という動きがあったからともいえるでしょう。

その象徴ともいえるのが、
1954年-1957年にかけて
アメリカとカナダを巡回した展覧会、

Design in Scandinavia
― An Exhibition of Objects for the Home

(北欧のデザイン
―暮らしの中のものを集めた展覧会)

です。

大量生産できる合理性をもちながら、
素材の美しさや職人技を失わず、
モダンでありながらあたたかい。

そのような北欧デザインは、
戦後数年経った人々の暮らしに寄り添い、
今の時代でも魅力的です。

豪華すぎず
軽やかで
木の温もりを感じる家具類は、
日本人の感性ともよくあいます。

こうして日本でも人気となった
北欧スタイルですが、
先ほどお話しした通り、
そのイメージは時代とともに
変化しています。

たとえば、大まかな流れとしては、

15年前には、
明るい木の色や
軽やかなデザインの家具を使った
ナチュラルなスタイル。

10年前には、
グレーを効かせたモノトーンスタイル。

5年ほど前からは、
北欧と日本の美意識を重ね、
ナチュラル色の
「ジャパンディ」と呼ばれるスタイル。

そして最近は
色を重ねた、より温かみのあるスタイル。

また、海外では、
真っ白の明るい北欧スタイルもあれば、

アンティーク家具など
飴色の木の色など深みのある空間もあります。

マリメッコに代表されるような、
大胆な色や柄を使った空間も人気です。

さて、皆さまが思い浮かべる
「北欧スタイル」は、
どのようなものでしょうか?

どのようなスタイルでも
もちろん構いません。

大切なことは、
北欧スタイルはこう、と決めつけないこと。

そして、
トレンドをそのまま真似るのではなく、

自分が素敵だな、と思えるものを
一つずつ選び、足していくことです。

なぜなら、
流行りのスタイルだけで
空間をつくってしまうと、

トレンドが変わったときに
家の中のものが急に古く見えたり、
すべてが嫌になってしまうことがあるからです。

そうではなく、
自分が好きなものを少しずつ足しながら、
時間をかけて空間を育てていくこと。

流行に左右されない、
自分だけの空間をつくること。

その積み重ねが、
唯一無二の愛おしいインテリアに
なっていくのだと思います。

ぜひ皆さまも
ご自身の「好き」を大切にしながら、
暮らしとともに育っていく空間を
つくっていってくださいね。

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編集後記

ゆるゆると音声配信を続けています。

このデコール通信の内容をもとに
音声でお話することもあります。
(音声だともう少し詳しくお話ししています。)

そして最近、その内容をテキスト化して、
noteにも記録することをはじめてみました。
https://note.com/tomokoiinuma

毎回というわけでもないのですが、
「文字で読みたい」
という方がいらっしゃいましたら、
ぜひのぞいてみてください。

それではまた。
今号も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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飯沼朋子(建築士・インテリアデザイナー)
機能重視で美しく! ご新築、リノベーション、リフォーム、インテリアコーディネート等、住まいづくりにに役立つコンテンツを書いています。